急激な物価高を受け家計の見直しをしようと考える方も多いと思います。
しかし、いざやって見ようとすると『なにから始めたらいいのだろう?』『やってみたけどめんどくさくなって続かない・・・』と意外と実践できないものです。
そこで今回この記事を通してみなさんにはみるみるお金が貯まっていく実践的な家計簿の付け方を大公開いたします!
家計簿の付け方から、+ 1万円以上の家計改善ができる実践的なところまで伝授いたします!
計簿をつけるメリット
まずは家計簿をつけるメリットを確認しましょう。
みなさん家計簿をつけると貯金が増えると漠然と考えていませんか?
家計簿はあくまで家計改善のためのツールです、そのメリットは次の通りです。
①お金の流れがわかる
みなさんは月末に銀行口座の残高を見て『あれ、なんでこんなにお金が貯まっていないんだ?』という経験はありませんか。
家計簿をつけることにより入ってくるお金、出ていくお金が明確化することができ自分の口座の残高をみてもモヤモヤすることがなくなります。
②どこの項目から改善すれば良いか分かる
家計簿では家賃やスマホ代、食費などなど項目ごとに分類して記録していきます。
そのため、家計を見直すときにどの出費から改善していけば良いか一目でわかるようになります。
③節約の意識が高まる
家計簿を継続してつけていくと必然と節約の意識が高まっていきます。
なぜなら、今月はあまりお金が貯まらなかったと思った時に「どの項目」「どのくらい」使ったかがわかるからです。
そうすると次からは使いすぎた項目は気をつけようと意識が芽生え、自然と節約するようになります。
家計簿を続けるコツ
この記事を読まれている方の中には「昔はやっていたけどめんどくさくなってやめてしまった」「つけても赤字になってしまし嫌になってヤメてしまった」という人も
多いかと思いました。
自分も過去同じ体験をしましたが、今では工夫することで家計簿を続けることができています。
そのコツは次の通りです。
細かいところまで気にせず自分が続けることを最優先する
家計簿が続かない人の特徴として”1円の誤差もなく家計簿をつけないといけない”という意識が強い人がいます。
この意識が強いと収支がズレたときにストレスがかかってしまい、やがてつけなくなるこが多いです。
多少の金額のものをつけ忘れてたとしても、家計全体がある程度把握できれば問題ないので、まずは”続ける”ということを意識して、気楽にやってみましょう。
また交際費や趣味のような何に使ったか記録したくないものに関しては先にお小遣いとして金額を決めて記録するようにするとよいでしょう。
家計簿をつけるタイミングを決める
家計簿をつけるタイミングをある程度決めてルーティン化することで継続率はアップします。
私は日々の支出は仕事の休憩中にアプリでささっとつけ、ひと月分の収支確認は毎月3日(アプリ上で月末の支出が反映されるタイミング)にまとめて行います。
このように自分のスキマ時間を有効活用したり、日時を決めて家計簿をつけることをオススメします。
大目標・小目標設定をする
頑張って家計簿をつけていたのに中には「毎月目標を達成できず挫折してしまった…」という人もいると思います。
そういった方へのオススメが複数目標を持つことです。
まずは大目標として”毎月〇〇円貯蓄する”、”毎月収入の○%を貯蓄する”といった具体的な数字を立てましょう。
しかし、この大目標だと突然の大きな出費があると目標が達成できずモチベーションの低下に繋がります。
そこで想定外の出費に影響されないような小目標を立てましょう。
例えば月々の”固定費を前月より下げる”、”毎月の変動費を〇〇円にする”など数字の有り無しに関わらず、すぐ取り組めそうな内容にすることでモチベーションがアップします。
誰かと内容を共有する
私のオススメは家計簿の内容を誰かと共有することです。
家族はもちろんのこと友人など誰でもいいので話してみることをお勧めします。
会話をすることで自分の家計に対する理解度がより深まりますし、また自分の気づけていなかった改善点が見つかるかもしれません。
また会話をすることで家計簿の有用性に気づき、長続きする可能性もアップします。
家計簿の付け方
家計簿の付け方には大きく3つあります、
自分に合ったやり方を見つけて今日から取り組んでみましょう。
ノートにつける
必要なものはノートとペンのみでもっとも手軽に始めることができる方法です。
日々お金を使ったことをノートにメモしておき、月末に収入と合わせて収支を計算します。
手軽に始められる一方で、記入のモレが発生し収支が合わない、見返したときに何の出費かわからないといった問題が発生し続かなくなる場合があります。
アプリを使用する
家計簿管理はアプリで行うのがおすすめです。
マネーフォワードME、家計簿Zaim、家計簿Moneytreeなどがおすすめです。
家計簿アプリのメリットは手間が少ないことです。
クレジットカードや銀行口座を登録しておくことで自動的に家計簿を作成してくれます。
また支出の内訳のグラフも自動的に作成されるので、どの支出が多いか目に見えて分かり、家計改善に取り掛かりやすいです。
エクセルを使用する
エクセルで家計簿をつけるメリットは自分好みにアレンジできることです。
分類する項目を詳細に分けたり、目標値を自由に設定することができます。
しかし、デメリットは自分で手入力しなければいけないこと、関数などエクセルの知識が必要なことが挙げられます。
私はアプリ+エクセルを使用して家計簿をつけています。
多少手間はかかりますが、アプリで自動集計しエクセルで自分好みに目標を設定し管理しています。
家計簿をつける項目の分類
家計簿をつける項目の分類は大きく4つに分けられます。
毎月の固定費
毎月ほぼ固定額で支払っているものをまとめます。
家賃、水道光熱費、通信費など生活に必要な支出から、サブスク代などの娯楽に使用しているものも含まれます。
毎月固定であるからこそ、少しでも費用を抑えることができれば1年、5年、10年と長期でみれば大きな家計改善をすることができます。
不定期に発生する年間の固定費
毎月の支払いではなく、年に1回固定額を支払っているものをまとめます。
自動車税・ふるさと納税などの税金関係や、火災保険・自動車保険などの保険、あと見落としがちなクレジットカードの年会費も含まれます。
毎月の家計簿には年間での支出÷12で計算します。
そうすることで毎月の固定費同様に扱い、必要・不必要の判断を行うことができます。
毎月の変動費
毎月支払額が変動する支出をまとめています。
食費、日用品、交際費などが含まれ、家計簿をつけないと自分がどのくらい支払っているか分かりにくい項目になります。
そのため家計改善ポイントが多くある項目でもあります。
不定期に発生する変動費
不定期に発生する多額の支出をまとめます。
旅行や家電の買い替え、引越しなど自分が予測していたものもあれば、多額の治療費や冠婚葬祭費など予想外の出費も含まれます。
仕方のない支払いである一方、多額の場合が多いのでその費用をいかに抑えるかが家計改善に繋がります。
家計簿を通した家計改善
①毎月の固定費の削減
毎月の固定費の改善は一番最初に取り組んでもらいたい項目です。
なぜなら、めんどくさく感じる項目ですが、一度取り組めば大きな貯金を産むことになるからです。
サブスクの見直し
本当に必要なもの以外は解約してください。基準の一例としては「過去1月以内に利用したか」「同じような内容でさらに安いサービスはないか」「そのサービスを利用しないと生活に支障がでるか」です。
娯楽的な要素を含むサブスクを全て解約する必要はありません、自分も日々の疲れをリフレッシュするためにサブスクは利用しています。
前に記述したように”生活に支障がでない範囲”で見直しを行いましょう。
スマホ代の見直し
最近では格安など非常に安価なプランがたくさんあります。
まずは自分に必要なデータ通信量を調べ、その通信量の中でもっとも安いプランに変更しましょう。
スマホ代の比較はウェブで簡単に行えますのでぜひ調べてみてください。
さらに注意事項としては契約のときに不要なオプションをつけないことです。
結果的に他社より高くなる場合があります。
②年間の固定費の削減
年間の固定費の削減は支払いの頻度の少なさから忘れがちな項目です。
この項目でもしっかり家計改善を行っていきましょう。
クレジットカードの見直し
お得なキャンペーンがあるから不必要にクレジットカードを作っていませんか?
初年度は無料でも次の年から有料の場合があるので注意です。
家計管理の面からもクレジットカードは少ない方が管理しやすいです。
自分の契約しているものを全て把握し、不必要なものは解約していきましょう。
保険の見直し
こちらもスマホ代同様に同じサービス内容でも格安のものがあります。
自動車保険
最近ではネット保険が安く、費用をグッと抑えることができます。
こちらもウェブで簡単に比較できるのでぜひ調べてみてください。
注意事項は必要な補償内容をしっかり確認してから契約してください。
保険会社の人と相談しながら決める場合は補償内容の漏れは発生しにくいですが、ウェブだと自分一人で補償内容を決めれてしまうので漏れがないようにしましょう。
生命保険
自分の保険内容が最適か確認する必要があります。
日本では高度療養費制度など高額な治療費に対する制度がしっかりあります。
それを踏まえた上で自分自身に必要な保険は何かを考え不要な保険や特約は解約したり、
さらに安い保険に見直したりしましょう。
毎月の変動費の削減
毎月の変動費の改善は決まった方法がありません、ですので日々の買い物で少し節約することを意識しましょう。
例えば…
・買い出しはスーパーの特売日を狙う
・外食は月2回までにする
・日用品は通販サイトと比較し安い方で購入する
・ポイントを活用する
などなど日常での節約する点は多くあります。
まずは「どこか節約できるところはないか?」と意識することが大事です。
”塵も積もれば山となる”の通り小さな改善からはじめていきましょう。
これらの家計改善を行うことで少なくとも+1万円貯金することができると思います。
日々家計改善を意識することで+1万円と言わず+3万円、+ 5万円と貯金額を増やせるように頑張りましょう。
まとめ
この記事を通して家計簿のメリット・付け方を学び、実際にどのように家計を改善するかを学びました。
要点を振り返ってみましょう
・家計簿は家計改善を行うための道具である。
・家計簿をつけることでお金の流れを知り、改善項目を明確化する
・家計簿を続けるためには自分の使いやすいように工夫する
・家計簿をつけるタイミングを固定する
・家計改善の大目標・小目標を設定する
・家計簿の項目は大きく(毎月/不定期)×(固定/変動)4つある
・家計改善は固定費から行う
・変動費の家計改善は節約の意識が大事
ある日急にお金持ちになることはほとんどありえません。
小さな努力こそお金持ちへの最短ルートなのです。
今日から家計簿をつけはじめることで、未来の自分を明るいものに変えませんか?
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